わたしたちの思い


  
わたしたちは、もともと夫婦ともサラリーマンでした。
夫が4代目。
継承しなくては、守らなくては、と思って継いだのではなく、
長年、商品を愛用してくださっているお客さまからの、

「やめられたら困る」

という言葉をいただいたことから、すべては始まりました。

 

今振り返ると、ものづくりのことについては、理解が浅かったかもしれません。
やれるんじゃないか。という気持ちだけが先走っていたかもしれません。

ただ、この仕事はサラリーマンとは違って、
お客さまから直接パワーをもらえる仕事です。
このことが、新しい道を歩き始めた私たち夫婦にとって最大の喜びでした。
夢中でより良い商品づくりを目指し、続けていくうちに、100年以上前の先代の思いを理解するようになりました。
そして、「そういえば、今までは”伝える”ということを、まったくしていなかった」ということにも気がつきました。

広告は一切しない。
製造現場でお客さまが直接購入できる店もない。
看板もない。

できた商品の良いところをお客さまに伝えなくてはいけないのに、
うまく伝えきれていない。
だからこそ、商品にじぶんたちの思いをのせていくという思いが強いのです。

創業から100年。広告も店も看板もなかったのに、
なぜ、うちが残ってきたのか。
その理由をちゃんと考えると、
結局、商品で伝えるしかないんだな、と改めて思います。

時間をかけ手間を惜しまず、商品一つ一つにかけた思いは
商品で伝えるしかない。

醸造の技術が、時代とともに変わってきているのを実感します。
気候の変化、時代の変化を感じ取りながらも、昔ながらの製法を守り、
自分たちの思いをどこまで伝えきれるか。

素材がシンプルなだけに、
ごまかしが効かない。
それが、私たちの商品です。

これからも、お客様の信頼に応えられるよう、正直に真面目に取り組んで参ります。